米国カリフォルニア州プレザントン(2025年8月4日) – AMETEK, Inc.傘下のGatan, Inc.は、電子顕微鏡の操作性と生産性の向上・拡張に注力するグローバルリーダーとして、EDAX® Orbis™ IIシステムを発表しました。このシステムは、マイクロフォーカス蛍光X線(micro-XRF)を用いた幅広い非破壊元素分析を行うために設計されたエネルギー分散型微小部蛍光X線分析装置です。
Orbis IIシステムは、今日の蛍光X線分析ユーザーが直面している2つの重要な課題、データ取得に時間を要することと、特定の微小領域を正確にターゲットとすることの難しさに対応しています。スピード、柔軟性、空間精度の大幅な改善により、Orbis IIは、研究者が、微小粒子からより大きくて複雑な試料まで、より迅速かつ信頼性の高い結果を得ることを可能にします。
「Orbis IIは、マイクロXRF技術における大きな飛躍を象徴しています」と、Material Analysis Divisionの副社長兼ゼネラルマネージャーであるNarayan Vishwanathanは述べています。「向上した速度、高精度な光学系、そして直感的なソフトウェアにより、ユーザーは試料の特定の領域をより正確にターゲットとし、これまで以上に迅速かつ確実に高品質な結果を得ることができます。」
Orbis IIの核となるのは、特許取得済みのOrbital Turretです。このターレットには、X線光軸を試料の高倍率視野に正確に合わせる精密ポジショナーが搭載されています。2 mmφから30 µmφまで切り替え可能なスポットサイズと組み合わせることで、この革新的な技術により、ターゲット精度が向上し、試料の位置合わせに関連する誤差が低減されます。
さらに、高強度X線源、アップグレードされたエレクトロニクス、大面積のX線検出器も更新され、入射X線は毎秒100万カウントを超え、450,000 cps以上の出力が可能になりました。強化されたステージマッピングと最適化されたステージコントロールにより、移動時間が最大4分の1に短縮され、スキャンの高速化とスループットの向上が可能になりました。
2つのモデルをラインナップ:
- Orbis II Plus: : 特許取得済みのシリコンナイトライドウィンドウを採用した30 mm2の検出器を搭載し、最大250,000 cpsまで収集
- Orbis II Super: ベリリウムウィンドウを採用した70 mm2の検出器を搭載し、最大450,000 cpsまで収集、オプションでシリコンナイトライドウィンドウへ変更可能
このハードウェアを補完するのがOrbis Vision IIソフトウェアで、最新の直感的なインターフェイスにより、ユーザーはイメージング、定性分析、マッピング、定量分析、レポート作成を効率的に行うことができます。
詳細については www.gatan.comをご覧ください
Gatan社について
Gatan社は、電子顕微鏡の操作性と性能を向上・拡張するための機器およびソフトウェアの世界有数のメーカーです。Gatan社の製品は、あらゆるブランドの電子顕微鏡と完全に互換性があり、試料の前処理からイメージングや分析に至るまで、分析プロセスの全範囲をカバーしています。Gatan社の顧客基盤は、産業、政府、大学の研究室に代表される分析機器のエンドユーザー全般に及びます。
これらの科学者や研究者は、新材料研究、半導体、エレクトロニクス、地球科学、生物科学、バイオテクノロジーといった分野における応用研究に取り組んでいます。Gatanブランドは世界中の科学界で認知され、高く評価されており、高品質な製品と業界をリードする技術の代名詞となっています。Gatan社は、産業技術ソリューションの世界的大手プロバイダーであるAMETEK, Inc.の一部門であり、多様で魅力的なニッチ市場にサービスを提供し、年間売上高は70億ドルを超えています。
Jonathan McMenamin
Gatan, Inc.
5794 W. Las Positas Blvd., Pleasanton, CA 94588
Tel: (201) 529-4880
Email: jonathan.mcmenamin@ametek.com
Website: www.gatan.com