EDS、EBSD、WDSの分析手法を一つのプラットフォームに統合することにより、Tridentシステムは完全な材料評価解析のソリューションを提供します。 シームレスな一体化により、統合的にデータを収集し、各分析手法の間でデータ共有が可能になります。各分析手法を個別に使用することも、データを統合して従来は実現できなかった結果を提供することもできます。
EDS
EDS分析では、定性分析から高度な定量分析まで、必要なすべての機能を提供します。
- スマート機能により、分析の経験に関係なく、一貫したデータ収集、解析、レポート作成が可能
- EXpert IDは 分析インテリジェンスを採用し、重複ピークの自動判定、マイナー成分の自動定性を実現
EBSD
EBSD分析では、EDAX分析ソフトウェアの使いやすさと、OIM Analysisの分析能力を組み合わせて、すべてのユーザーに最先端の結晶構造解析を提供します。
- 信頼性指数(CI): 指数付けの精度を示す特許取得済みの指数
- 複数の相を有するサンプルの指数付けと相分離を可能にする特許取得済みのChI-Scan™
WDS
WDS分析では EDSのデータを補完し、正確な定性分析および高感度の定量分析を実現します。
- 使いやすさと信号量を最大化する自動化されたサンプル高さ調整
- 高エネルギー分解能で多くの重複ピークの問題を解決
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検出器
Tridentシステムの EDS検出器は、Octane Elite シリコンナイトライドSDD検出器を採用しています。業界をリードするセンサーテクノロジーにより、広範囲のX線計数率にわたって高エネルギー分解能と高スループットを実現します。
EBSD検出器は、Clarity™、Velocity™、DigiView5から選択頂けます。Clarity は次世代のイメージ技術である電子直接検出をEBSDパターン収集に採用し、比類のない感度とパターンクオリティを実現します。CMOSセンサーを採用したVelocityは、実際のサンプルにたいして最速の指数付けスピードを実現します。DigiView は高分解能分析に最適な検出器です。
WDS検出器はすべてのアプリケーションニーズを満たすLambda 平行ビーム波長分散型X線検出器を採用しています。
Tridentインテグレーションシステムは、難しい材料評価の課題に対して回答を提供します。化学組成情報と結晶学的情報をすばやく簡単に取得できるため、データ収集の時間を削減し、材料の解析と理解に注力できます。